共働き夫婦のマイホーム購入～その１

こんにちは！

「共働き世帯専門コンサルタントのさこーちゃん」こと佐光英貴です！

今回は「共働き夫婦のマイホーム購入～その１」

「マイナス金利時代の住宅ローン活用術」という話をしますね。

「マイナス金利」って何？

「マイナス金利」とは、金利がマイナスの状態になっていることを指す言葉です。

通常（プラス金利）は、お金を預けると利息がもらえます。お金を借りると利息を払います。

ところが、マイナス金利は逆になるため、お金を預けると利息を払い、お金を借りると利息がもらえます。

例えば、預金金利がマイナス１％（年率）だった場合、１００万円を預金すると、１万円の利息を支払うことになり、１年後には９９万円になるということです。

同じように、住宅ローン金利がマイナス１％（年率）だった場合、１００万円のローン残高があると、１万円の利息がもらえることになります。

本当にマイナスになるの？

マイナス金利の仕組みはお伝えした通りですが、めちゃくちゃ違和感がありますよね。

実際、預金金利や住宅ローン金利がマイナスにはなってはいません。

では、何がマイナス金利なのかと言うと・・・

※ここから聞きなれない言葉がでてきますが、「あ～そうなのね」程度で理解していただければと思います。

日本銀行と銀行との間で、マイナス金利になっているのです。

※日本銀行は「銀行の銀行」って中学生の時に習いましたよね。銀行は日本銀行にお金を預けたり、借りたりします。

銀行が利用している日本銀行の当座預金について、一定金額を超える部分に対する適用金利をマイナス0.1％にするというものです。

それで、ここからが重要です。

銀行は考えます。日本銀行にお金を預けたら、今まで利息がもらえたのに、逆に利息を払わなければならない。

お金を貯め込んでると罰金を請求されるのなら、今まで以上に企業や個人にお金を貸すしかない！

これが日本銀行（黒田総裁）の思惑なのです。

マイナス金利って結局は得なの？損なの？

日本銀行から利息を多くもらえなくなってしまった銀行。

やることは２つしかありません。

• 企業や個人から預かったお金（預金）に支払う利息を下げる

私たちが受け取る預金利息を下げることで、銀行は経費を削減しているのです。だから普通預金の金利は０．００１％！（１００万円を１年間預けたら利息が１０円で税金が２円引かれて手元に入るのはなんと８円！）

• 企業や個人にお金を借りてもらい、利息収入を増やす

ただ、金利が高いと、企業や個人はお金を借りたくないですよね。しかも、多くの銀行がお金を貸したい。競争になります。

だから、住宅ローンの金利は下がっているのです。

つまり、マイナス金利の状況で

得なのは・・・お金を借りること

損なのは・・・お金を銀行に預けること

ということになります。

住宅ローンの活用術

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

まず、住宅ローンの金利ですが、めちゃくちゃ低いです。

例えば、2020年5月の１０年固定金利の最安は０．５５％です。

仮に、借入金額3,000万円、借入期間35年、10年固定金利0.55％、毎月返済のみ（ボーナス払なし）とした場合、

最初の１０年間の支払利息の合計は、1,434,041円になります。

「143万円って安いよね～」と感じる方もいれば、

「143万円も払うのか～」と感じる方もいると思います。

で、実は、この住宅ローンにかかる利息が実質タダになるという話をします。

それが、住宅ローン控除（住宅ローン減税）です。

詳しくはこちらを参照ください↓

国土交通省「すまい給付金」http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/

先程の１０年間での住宅ローン控除の合計は2,536,500円になります！

１０年間で、支払う利息が１４３万円、戻ってくる税金が２５３万円になります！

差引すると、１１０万円オトクになるのです。

最後に、住宅ローンを借りる時のポイント。

• できる限り頭金を入れない。借りていい上限額まで借りる。
• 最低１０年間は繰り上げ返済をしない。

注意点として、「頭金を入れずに、借りて大丈夫な上限額まで借りる」ということです。身の丈以上に借りてはいけません。住宅ローンの借入上限額をきちんと決めることが大切です。
決して、銀行や住宅営業マンが「○○さんはウン千万円までＯＫです」という言葉を鵜呑みにしないでくださいね。

さらに、頭金を入れずに、その頭金を他の金融商品で運用し、１１年目以降に繰上げ返済の資金に充てると、さらに住宅ローンの負担を減らすことができます。

• 私たち夫婦の住宅ローン借入上限額っていくらなの？
• どこの銀行を選択するのがいいの？
• 頭金を運用するって、どういうこと？

などを知りたい共働き夫婦の方は、こちらからどうぞ↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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