「円山焼肉 ぶる」さん(札幌市中央区)のご紹介

こんにちは!【共働き世帯専門】家計のまちがいさがしコンサルタントのさこーちゃんこと、佐光英貴です。

今回は、さこーちゃんと縁ある方のお仕事紹介のコーナーです。

札幌市中央区にある「円山焼肉 ぶる」の宮口雅彦さん・明子さんご夫婦に話を伺ってきました。

宮口ご夫婦とは、息子の野球チームで父母役員になったことをきっかけに仲良くしていただいています。

実は、こちらの「焼肉 ぶる」さん。オープン以来、TVなどのメディア取材は一切NG。雑誌やネットなどの広告掲載も一度もされていないのです。

なのに、なのに、私が取材をお願いしたところ、「さこーちゃんであれば、快くお受けしますよ~」と言っていただきました。

これも私の人柄でしょうか笑。

それでは、インタビューをお楽しみくださいませ~。

※取材日:2020年2月12日

どうやって今の仕事に就いたのですか?

【雅彦さん】大学を卒業後、1年程、オーストラリアに遊びに行ってました笑。就職したくなかったんですよ笑。オーストラリアでバイトしながら生活している中で、飲食業に興味を持ち始めました。そして札幌に戻り、地中海レストランでコックとして修行しました。
【佐光】そうでしたか~。就職氷河期でしたもんね~。コックさんは何年くらいやられたのですか?
【雅彦さん】2年間コックをやったのですが、私の親父がコンビニ経営をしていて、2号店を出店することになり、親父の「お前、店長やれ!」という鶴の一声で、コックを辞めてコンビニ店長になりました。
【佐光】へぇ~、では一旦飲食業から離れたのですね。いつから今の焼肉店を始めたのですか?
【雅彦さん】実はこの店がそのコンビニ2号店だったんですよ。コンビニとしてはまずまずの売上だったのですが、区画整理事業が入り、コンビニの駐車場を確保できなくなることになり…。それが2013年。コンビニ経営を続けるのは難しいかなと思った時、飲食業を始めようと思い、「円山焼肉 ぶる」をオープンしました。

どうして焼肉店を???

【雅彦さん】飲食業として「お客様に何を提供するか?」を考えた時、「流行に左右されることのない王道(本物)を提供したい」という考えに至りました。そこで、やっぱり肉だなと。
【佐光】なるほど~。ずっと明子さんと夫婦二人三脚でやられてきたのですか?
【雅彦さん】そうですね。コンビニ店長になったのが26歳。29歳で結婚し、その後は二人でコンビニを切り盛りし、そして焼肉店をオープンしてからも二人でやっていますね。コンビニ時代は深夜営業していたので妻には大きな負担をかけましたが、今は営業時間は1日5時間ですし、毎週月曜日は定休日なので、今は楽してますね笑。

どのような思いでこの仕事をされていますか?

【雅彦さん】お客様に喜んでいただくのは当たり前なのですが、私はバイトスタッフに喜んでもらいたいといつも思っています。
【佐光】と言いますと?
【雅彦さん】バイトスタッフが楽しめるか、喜んでくれるか、笑ってくれるかをいつも考えています。私がバイトスタッフを笑わせれば勝ちなんです笑。バイトスタッフが明るく楽しく働いてくれると、店の雰囲気も良くなりますし、接客だって良くなりますよね。
【佐光】確かにその通りですね。素晴らしいですね。
【雅彦さん】しかも、ウチの店のバイトスタッフは全員が札幌医大の学生です。現在は9名います。実は、オープン以来、ずっと札幌医大の学生がバイトに来てくれます。卒業でバイトを辞める時期がくると、その学生が替わりのバイトを探して連れてきてくれるのです。私の考えも理解してくれているので、優秀な素晴らしいバイトスタッフがいつもいてくれるのです。
【佐光】えっ、ではバイトの求人募集はされたことがない?
【雅彦さん】はい、オープン以来、一度も求人募集を出したことはないです。因みに、TVなどのメディア取材も全てお断りしています。ネットや雑誌などの広告も利用したことがありません。
【佐光】え、え、え…。広告宣伝費がゼロですか~。それでもいつもお店が賑わっているには何か理由がありそうですが・・・。

他のお店との違いは?

【雅彦さん】出入業者やガス屋さんに「ぶるさんの鉄板はどこの店よりもいつも綺麗ですよね。」と言われます。どの席の鉄板もオープン時(6年前)から使用しているものです。毎日、バイトスタッフが自発的に鉄板に付いた炭や油を丁寧に掃除してくれます。そこは本当に嬉しいことですし、私の店の誇りでもありますね。
【佐光】それは本当に素晴らしいですね!
【雅彦さん】また、美味しさにはもちろん自信がありますが、お客様が美味しいと思うかはお客様の主観ですよね。お客様の好みに合う合わないもあるだろうし。だから、接客や楽しい雰囲気作りを一番意識しているし、他の店には負けていないとは思っています。バイトスタッフが抜群の接客で明るく楽しい雰囲気の店だったら、もしお客様の好みに多少合わなかったとしても、気持ち良くお帰りになってもらえるかなと思っています。
【佐光】なるほど~。

もし絶対に失敗しない保証があるなら、どんな仕事をやってみたいですか?

【雅彦さん】うーん、失敗しない保証があるなら、「映画監督」かな~。中学生の頃、様々な職業に憧れていて…。例えば、刑事、野球選手、パイロット、マフィアのボス笑など。なので、映画監督になれば、憧れた職業を疑似体験できるかなと思って。
【佐光】マフィアのボス笑。風貌はそのままでイケますよ笑笑。
【雅彦さん】さこーちゃん、勘弁してよ~笑。

自分の仕事をPRするのに、一番効果的な方法は何だと思いますか?

【雅彦さん】商売って普通に始めたら、いきなり売れることはないと思うんですよ。だから、多くの店は広告宣伝にお金をかけて、いきなり売れるようになろうとする。そうすると、売れた理由がわからなくなる。商品が良くて売れているのか、広告宣伝の効果で売れているのか、それとも新しい店だからたまたま売れているのか…。私の感覚ですが、広告宣伝って、お店が売りたいものをお客様に押し付けるイメージなんですよね。お店の都合と言うか…。私はそうはしたくなくて。純粋に、「お客様に良いサービスを提供して、満足して帰ってもらう」ことだけに集中することが、私の仕事のPRになっているのかな、と思います。

自分の仕事ぶりを他の人に評価されるとして、どんなひと言だったら嬉しいですか?

【雅彦さん】褒め言葉はいらないよね。お客様が美味しかったと言ってくれるのは、私の中では当たり前のこと。そこには一応プライドはありますからね。お客様がわざわざウチの店に来てくれて、楽しい時間を過ごしてもらい、笑顔で帰っていただければ、褒め言葉はいらないですよ。

読者のみなさんにひとこと

【雅彦さん】さこーちゃんには、息子の野球クラブチームの同じ父母として、父母会などの運営に協力してもらって感謝しています。そして、ウチの店にも顔を出してくれて嬉しいです。
読者のみなさん、美味しいお肉とお酒をご用意していますので、ご来店をお待ちしています。ただ、予約で満席となっている日も多いので、予約のお電話をいただければと思います。ありがとうございました。
【佐光】雅彦さん、こちらこそありがとうございました!

インタビューを終えて

ご主人の雅彦さんは、坊主頭に髭の風貌から、パッと見は怖そうですが、3分でも話をすると全く違うことがわかります笑。明るく楽しい会話が豊富で、周りにいる人たちを元気にしてくれる方です。奥様の明子さんも明るく笑顔を絶やさない方で、一歩下がってご主人を献身的に支えている奥様という印象を持ちました。
みんな大好きな焼肉をとびっきりの味で。そして宮口ご夫婦の人柄とサービス精神、バイトスタッフへの心遣い。
広告宣伝一切なしでも繁盛店であり続ける理由がわかったような気がしました。
改めて、宮口ご夫婦、お忙しいところ時間をいただき、ありがとうございました。いつも美味しいお肉とお酒、ご馳走さまです。

円山焼肉 ぶる

◆電話 011-642-2070

◆住所 札幌市中央区南1条西22丁目2-14

◆営業時間 17:30~22:30(ラストオーダー22:00)

◆定休日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

 

実は、共働き夫婦だからこそ、お金が貯まらないのです!

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